給湯器がおかしいという時でも、自分で対応できる簡単なトラブルもたまにはあります。例えば給水元栓やガスの元栓が単純に開いていないということもあります。リモコンの電池が切れているようなケースもあるので、リモコン式の場合は確認してみましょう。お湯がなかなか温まらないという場合、浴槽の循環アダプターが詰まっているといったケースもあります。
こうしたケースの場合、対応する原因を解決すれば給湯器が元通り使えるようになるということもあります。ただ、給湯器の電源を入れた時に表示されるエラーコードからわかる給湯器故障の原因が電気系統などという場合、自分での対処は難しいので給湯器の専門業者に依頼したほうがいいですね。給湯器本体ではなく、水道のほうに異常があるケースもあります。
一般的な給湯器の寿命は10年程度、長くても15年程度ですから5年くらいたった給湯器ではトラブルが出てきてもおかしくないものです。購入から5年以上経っているようであれば修理するよりも新品に交換してしまうほうがお得になるでしょう。
また、部品の交換が必要である場合は修理代金が高額になることもあり、修理と交換でそれほど費用が変わらないということもあります。ですから、買ったばかりの給湯器で保証が効くのであまり費用をかけずに修理できるという場合以外は、交換のほうがいいのではないでしょうか。一度修理しても、部品などがすでに老朽化しているという場合にはまた修理ということにもなりかねません。二度目の修理では保証の免責金額が落ちているということもあります。
自分で処理できないようなケースで、なおかつ水道関係やガスの供給の問題ではなく給湯器本体の故障であるなら給湯器業者に問い合わせをしてみましょう。
ガス給湯器のメーカーや型番、エラーメッセージが出ている場合はその番号、どんな症状が出るのか、どのような時に症状が出るのかをあらかじめメモしておき、伝えるとお問い合わせがスムーズにいくのではないかと思います。交換という場合も、現在使っている給湯器の型番がわかれば代替できる給湯器の機種もある程度伝わります。
給湯器の専門業者の場合、24時間窓口で対応しているところもあります。すぐに給湯器の故障確認、見積もりに来てもらえますし夜間・土日祝日でも対応してもらえるので非常に助かるでしょう。