多くの給湯器業者は安心・信頼をモットーに運営していますが、一部の悪徳な業者が悪質な販売を行ってトラブルになる例も報告されています。ここでは悪徳業者に当てはまりやすい特徴をいくつか紹介するので、気を付けていただきたいと思います。
まず、目的が給湯器の交換だけであるのに一緒に住宅設備のリフォームまですすめてくるようなケースです。こういったところは工事自体がずさんであったり、高い金額を請求されるという悪質な業者であるケースが多いので要注意です。給湯器販売専門で、必ず見積もりを出してお客様が納得した上で工事をしてくれる業者を選ぶようにしてください。
リフォームなど不要な工事まですすめる業者は、高齢者世帯などをよく狙っていますので注意が必要です。ご両親から給湯器など住宅設備の相談を受けた際はできるだけアドバイスしてあげるといいでしょう。
給湯器をはじめとするガス温水機器の設置を行うには、ガス、水道、電気の資格が必須となっていて、この資格証・免許証を持っているスタッフがそろっていることがきちんとした業者の証明にもなります。資格免許コピーの提出がないような業者は、無資格者が工事を行っているケースもあるので注意しなければいけません。当然、無資格者が行う工事では安全性も危ないでしょう。
具体的には、液化石油ガス設備士、給水装置主任技術者、第二種電気工事士(電気系統の工事を行う場合)といった資格が必要で、これらは国家資格です。それだけガスの取り扱いには注意が必要で、工事には技術・経験が必要ということでもあります。きちんとした業者を選ぶことが安全につながってきます。
訪問販売・飛び込み営業を行う給湯器・住宅設備機器の販売業者もいます。飛び込みの業者すべてが悪いというわけではありませんが、その業者が信頼できるかどうか見極めるため、すぐに契約せずに提示された条件を調べることが大切です。給湯器のチェックを無料で行うというような業者も、その場で家に上げないようにしましょう。
具体的には、提示された金額が妥当かどうか複数の業者に見積もり依頼を出すということができます。インターネットでも簡単な見積金額はわかるでしょう。
また、インターネットで業者を調べて評判・口コミで悪いものが多数出てこないということも大切です。ホームページを持っている業者なら、資格・法令順守・規格取得といったことを明示してあるかどうかも調べることができますね。